「耳を澄ますと見えてくる物語。目をつむると聴こえてくる物語 まるで映画みたいじゃないか。」(ドキュメンタリー監督 伊勢真一)
無国籍インスト魂。アコースティックユニット、ママクリオの3rd アルバムがついに完成!
パスカルズ の癒やし系バイオリン、哀愁を帯びた音色で聴かせるクリスチィヌを中心として、同じくパスカルズ のバンドリーダーであり、星が降るように魂に届く音楽、を奏でるロケット・マツ、絵描きであり、また世界の名曲珍曲を発掘し、見事にママクリオ色に塗り替えてしまう、独自の世界観を持つギター奏者のうえむらまさゆき、日本では稀少なブルガリアのバグパイプ「ガイダ」のスペシャリストであり、アンデスやティンホイッスル等々も自在に操り、多才で多彩な演奏を聴かせるトラペ座主宰、オオノミチル。
この4人が奏でる音楽は、時に優しく語りかけ、怪しげであり、可笑しみもあり、時に力強く、時には儚げで、世界のどこかを旅してるような… 。ジャケット絵は、ギター奏者うえむらによるものであるが、彼の絵のように、ちょっと不思議なヘンテコ世界がぎゅっと詰まった珠玉の作品集、全11曲収録となっている。
■収録曲:
1. おひっこし
2. 水曜日(老婆)
3. チャランゴ・チャンゴ
4. アヴェ・マリア
5. かぼちゃ
6. やちまた
7. ずっとこのテーマ
8. 中国のラジオ
9. アマゾンの響き
10. イヌフグリツクシ
11. リトル・コング・クウェラ
◾️mamaclio (ママクリオ)
クリスチィヌ(Vn. Vo.)
うえむらまさゆき(G. Uke. )
オオノミチル(Gajda ,Rec.)
ロケット・マツ(Acod. Mand.)
◾️プロフィール
パスカルズ のバイオリン隊のひとり、クリスチィヌの呼びかけで、2005年、結成。
民俗音楽や古楽、映画音楽、歌謡曲…アジアからアフリカ南米、北欧…時代や地域を問わず、世界中に眠っている名(迷)曲・珍曲を発掘&オリジナル曲を、おもちゃ楽器を織り交ぜながら演奏。誰も行った事のない、すぐ隣にあるどこかの街や村を、演奏しながら通りすぎる、暢気な雑食妖怪楽団。ギャラリー、名曲喫茶、本屋さんなど、様々な場所やイベントでライブ。これまでに3枚のアルバムをリリース。無国籍インスト魂ママクリオ。
2009年 1st アルバム『mamaclio 』リリース
2013年 2nd アルバム『うしのうた』リリース
2015年春、NHk-FM ラジオドラマ「レールバイク」演奏。
2015年、伊勢真一監督のドキュメンタリー映画「ゆめのほとり」の音楽を担当。
2019年 3rd アルバム『深みどり うすむらさき』リリース
◾️アルバムに寄せられたコメント
*「音楽は記憶でできてる」って思っている。
脳ミソはあらゆる記憶のカケラをみつけては、つないで、彷徨い、思いもよらぬところに辿り着く。
ママクリオの3rd アルバム「深みどり うすむらさき」を聞いていて、僕の脳ミソは勝手に彷徨いはじめた。
どこに辿り着いたかは個人的なことなので内緒。このCD聞いてあなたもきっとどこかに飛ばされ彷徨うんでしょうね。
楽しい音楽の彷徨いを味わってください。
( 滝本晃司/ミュージシャン)
*初めてママクリオのライブに行ったとき、寝ててもいいです、出て行ったり戻ってきたりとか自由な感じで、的なことを言われて、衝撃をうけ、始まっているのかいないのか、オモチャの音が続いていたら、いつのまにか演奏は始まっていて、4人なはずなのにいろんな音が聞こえてきて、なんだか普通とは違った推進力をもってたゆたうような、この楽しさ、ゆるさ、素敵さは一体どういうこと?また味わいたい!とライブに通い続けている今、最近のママクリオのエッセンスが詰まったこの新しいアルバムでいつでもママクリオに出会えうことができてほんわか幸せ、たくさんの人に聴いてみてもらいたいです。
(劇作家・演出家/加藤一浩)